以下の説明は、「フィルムカメラ」を前提に説明しています。
デジタルカメラに関しては、デジカメ講座を見てください。
日本からもって来たカメラの調子がおかしい。どうするか?
世界中から観光客のおしよせるNY。当然のように毎日何人もの人が当店にも、
「このカメラの調子がおかしいのですけど、見て下さい」
と来られることになります。勿論、これは、日本人だけではありませんが。
折角の旅行中で、時間もないのに、大変なことです。時には、大型のバスが店の前に止まり、
何人もの団体さんが、大挙して、押し寄せてこられたこともあります。
しかし、ご安心を。大抵の場合は、たいした事ではありません。
「カメラが全然動かないんです!!」と飛び込んで来られるお客様へ。
まず、「故障」といわれる半分は、電池(バッテリー)がない場合です。
「いや、電池は、買ったばっかりや」
とおっしゃる人に限って、不注意から古いものを入れたり、逆さまにいれたりするもの...
旅行中は、普段になく多くのフィルムを撮りますし、特に冬のNYは寒く、電池の消耗も早いです。
転ばぬ先の杖、しかも、えてして旅行先での買い物は高くつくもの、
必ず、予備のバッテリーをお持ちになるように。
あわてないで、新しいバッテリーと入れ替えてみましょう。
なれない海外旅行ですから、なにごとも落ち着いて。
もし、新しい電池もいれても動かない、という時は、「フィルム装填(そうてん)のミス」を
疑ってみます。新しいフィルムを入れてもカメラが動かないというのは、もし動いてしまって、
後で全て<空撮り>だった、などというのを防ぐための、かしこいカメラの自衛処置です。
ですから、フィルムを入れても、うまく巻かれていないと、カメラは全く動かずに、たぶん
表示部に「E」とかが点滅しているはずです(Error か Empty ですね)。
これと似た症状で、フィルムが巻き戻っているので、もう動かない、という場合もあります。
フィルムが終わっているのですから、もう、カメラのシャッターが切れないのは、当然ですよね。
いつもならコンパクト・カメラで撮っていて、自動巻きもどしなのですが、一眼レフだと、(今は
多くのものが自動巻きもどしですが)手動で巻きもどさないと動かなくなるものがあります。
例えば、初期のミノルタ・オートフォーカス・カメラ、ペンタックスの一部などですね。
普段なら、こんなこと、簡単なことですが、やっぱり、あせってしまうと、混乱してわからなく
なってしまいます。もう一度落ち着いて、考えてみて下さい。
あと、お使いになっている人の使用上のミス、というのも多々あります。
1)カメラをL(ロック)(停止)の位置に回したまま、シャッターを切ろうとしても
これは無理ですね。
こんなこと当り前、とお思いでしょうが、あわてているとそうでもないんですよ。
2)「フラッシュが全然光らないんです。」という苦情もあります。
フラッシュを発光停止の位置にして(多くの場合、表示部に駐車禁止マークみたいな斜め線の
なかにフラッシュの雷マークが出ているじゃ、ないかな)、
「フラッシュが光らないんですよ...」っと言われても、こちらも
「そうですね、これじゃ....」とお答えするしかないですね。
多くのカメラメーカーでは、一旦カメラをオフにするだけでもとのオート発光に戻ります。
3)そうそう、それと、ニコンの一眼レフカメラをお持ちで、ちょっと前のレンズを付けている方。
「カメラがまったく作動しなくなっちゃんですよ....」とわてて飛び込んでこられます。
今は、改良されていますが、ちょっと前のニコンのAFレンズは、オートにロックするボタン
がレンズの横に飛び出してしるので、レンズを掴んだときに、これを押してしまうのです。
すると、レンズ側のオートがはずれるので、ボディー側がオートに設定されていると、
自動焦点・自動露出を計算する前提のデータがボディー側に入って来ないので、
動かなくなるっということが結構あります。
よくみると、ファインダーのなかに赤い丸が点滅しているのですが、これが何を意味するのかは
ちょっと、わかりませんよね。
ちょっと特殊かもしれませんが、同じくニコンのF3をお持ちの方、フィルムをいれたのに
露出計が作動しない、という苦情もありますが、F3は、フィルムもカウンターがゼロだと
露出計は動きません。3枚程フィルムを送ってやると、通常に作動するようになります。
普段は、知っているのに、あわてると、忘れます。
4)一眼レフ・カメラで、ファインダーが真っ暗で、何にも見えないんです、というトラブルも
時々あります。
電池が弱って、なかのミラーが動かなくなっている場合(ミラーアップ)は、乾電池を取り替えれば
直ります。
また、ニコンの一部のカメラには、ファインダーを遮光するためのレバーがついていて、これを
不注意で回してしまうと、何にも見えなくなってしまいます。あわててお店に飛び込んで
こられますが、簡単なことですから一応チェックしてください。
ちなみに、この遮光板は、セルフタイマーを使うときなど、背面から光りが入り込んで、露出を
狂わせるのを防ぐ、というものです。ファインダーに付いているのは、ニコンの一部だけですね。
5)全部が「ピンぼけ」で、ピンとが全然あわないんですよ、日本ではこんなことなかったカメラ
なのに...という方も何人かおります。
日本のカメラメーカーは親切心で、眼鏡をはずしても見えるように、老眼でも見えるように、と
視度補正の小さなダイヤルがカメラの覗き窓の下横についてます。これはロックされないので、
ちょっとした加減で動いてしまいます。すると、、、みんなぼやけて見えてしまうのですね。
ちょっと、このダイヤルを回すだけで、ばっちりと見えるようになります。
もっとも、この覗き窓の視度は、実際に写る写真のレンズとは、関係ありませんので、ぼけている
ように見えても、実際の写真は、オートフォーカスで、すぱっとピントがきていますので、ご安心を。
これ以外で、本当に故障の場合、どうするか?
たとえば、ミノルタの一眼レフで<HELP>マークが出てしまった場合、電源をオンのすると
とたんにズームが飛び出してしまうなどの明らかな「故障」などの場合。
あっ、それと、新しい「APS」というフィルムを使うカメラの故障。
これは、もう、日本に帰られてから修理に出される以外ありません。待ってる間に直す、
というサービスをやっているところは、事実上ありません。きっぱりあきらめて、
「使い捨てカメラ」に切り替えましょう。
私自身は、旅行の際は、必ず予備のカメラを持って出ます。
もし、皆様が古いカメラでもお持ちなら、バックアップ用にお持ちになることをお薦めします。
最悪の事態って、どう言う訳か、なにもこんなときに...っていう時に限って起きるもんです。
なお、こちらにお住まいで、カメラの修理を必要とされている場合は、3つの方法があります。
1。購入した店によっては、一定期間は、無条件の交換、変換を受けているところがあります。
たとえば、K−martとかの店ですね。このばあいは、長いラインを覚悟すれば、別に問題なく
新品を交換か、クレジット、返金が可能です。期間は、1週間から1ヵ月くらいです。
購入時に確かめ、レシートに書いてあるかを再確認します。
2。今だ保証期間中の場合 ー お手持ちの保証書がinternationalのものかどうか確かめた後、
その保証書に書いてあるメーカーに電話して、住所を聞き直接送るのがベストです。
これを購入店やカメラ店に頼むこともできるが、通常断わられるか、手数料をとられます。
これは、不親切なのでなく、製品の販売は店の責任だが、品質の保証はメーカーの責任である
というルールにもとづいています。
3。保証期間後、修理を依頼する。ー 保証期間が過ぎていれば、修理、とういことになります。
この際、見積りは無料か有料かを確認すること。多くの店では、見積りに25ドルから50ドルを取り、
修理するときには、その金額をクレジットする(料金に含む)という方法をとります。
また、店によっては、修理後2週間とりに来ないだけで、廃棄処分にする場合もあるので、注意のこと。
あっというまに、「流れて」しまいます。
また、一回で直ったらラッキー、くらいの気持ちで、望まないと、いらいらします。
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NYで正しくカメラを買う方法
持ってきたカメラが壊れてしまった、盗まれた、飛行機の中に置き忘れた、もっと良いのが
欲しい。こちらにお住まいで、あたらしいカメラが必要になった。理由はいろいろですね。
このようなカメラをどこで買うか ー これは、「B & H Photo」ですね。値段も商品も
はっきりしているし、その価格は、とにかく安い。現在 ここの一人勝ちだと思います。
金曜日の午後と土曜日は休みです。あと、宗教上の多くのホリディーがありますので、それも
気をつけてください。Web Siteは充実してます。
B & H Photo 420 9th Ave(between 33rd + 34th str)
1-800-947-9980 or 212-444-6666

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証明写真について
パスポートの更新、紛失による再発行、ビザの取得、受験写真、就職活動 などなどいろいろな
場合に必要となる証明写真ですが、アメリカの多くの店では、日本のセンチやミリの大きさの写真が
上手に撮れません。
1。<重要>日本からフィルムを持って来ても、ちゃんとした大きさにプリントしてもらえない。
日本からネガをお持ちになって、これから一定の大きさの証明写真をプリントして下さい、とオーダー
しても、アメリカの店では、なかなか難しいのです。
これは、おかしいようですが、大切なことです。
理由は実は簡単なことなのです。日本とアメリカではプリントのサイズが違うからです。
つまり、日本で、その証明写真を撮るときには、できあがりが、日本の一定の大きさのプリントに
するとちょうどいい大きさになるように撮るわけです。
ところが、アメリカと日本では、プリントのサイズが違う為、そのネガをそのままプリントしても
日本でできあがった大きさにはプリントされないわけです。
それでは、日本サイズに近い3x5ならいいか、というと、これで上手く行く場合もありますが、経験上
ほとんどの場合、微妙に違っています。これは、3x5も日本のサービスサイズとは、必ずしもまったく
一緒の大きさではないことに起因します。
とくに、近年、日本のパスポートは、他国にない厳しさで大きさを要求するので、難しさは一層です。
(余談ですが、うちでは国連が近い
ですから、どうしても、御手持ちのネガから起す、ということになると、結構面倒な作業になります。
たとえば、手作業で、大きさを加減して一枚づつプリントするとか、トリミングで、大きさを代えて
プリントする、というくらいの方法しかありません。各々のお店で値段もいろいろ違ってくると思い
ますし、時間も数時間から数日間の違いがあると思います。
大切なことは、重要な写真の予備は、ネガではなく、『写真自体』でお持ちになることです。
2。近くの写真屋さんで日本のパスポート写真を撮る際の注意。
日本のパスポート写真の大きさは、世界の多くの国と違って、ひとまわり小さいのです。
具体的には、アメリカや欧州のパスポート写真は5cm x 5cmなのに、
日本は、35ミリ x 38ミリ になっていて、しかも、顔の大きさにまで細かな
指示がついています。
そもそも、パスポートをとるポラのカメラのファインダーには、この位置でとると、
ちょうど良い大きさに撮れますよ、というスケールが切ってあります。
これによって、熟練してない店員でも、一定の大きさの証明写真が撮れる訳です。
しかし、このガイドになっているスケールは、でき上がりが2インチx2インチと
いう、アメリカ、欧州の標準サイズ(かつての日本のサイズ)にあわされています。
ですから、これ以外の規格外の大きさのパスポート写真は、撮るのが簡単ではない
訳です。そこには、ちょっとした慣れと、経験が必要となります。
日本のパスポートを撮り慣れている店では、規格のコピーや、センチの物差しを用意してある
でしょうが、そうでないお店では、で、必ず、これは日本のパスポート写真で、
大きさは、これこれだ、と申込用紙を見せるのが確実です。
ただ、用紙は、ミリメーターで書いてあるので、果たして、お近くの店でメタリックの物差し
があるのか不明ですから、センチの物差しを御持参されたらいいと思います。
つまり、「パスポートの申込用紙」と、「ミリの物差し」を持って、写真屋に行く、
ということです。
3。日本の受験写真、就職写真。
これをアメリカの店で撮るのは、なかなか難しいです。
上記のように、ポラのカメラは、いろいろな大きさを撮るようにはできていないですし、
まして細かくセンチでいっても、インチに直してみると、とてもややっこしいのでなかなか
うまくいきません。
プラス、日本の学校では、いまだ、白黒の証明写真を要求していますが、白黒のポラ写真を
撮る店もきわめて限られています(かつては、中国、ロシア、それとスリランカが白黒写真
でしたが、今は、すべて、カラーに変っていますので、需要がないからです)。
そこで、事前にお店に電話して、こういう大きさでカラーまたは、白黒の写真が撮れるかを
確認することを、つよく御薦めします。
場合によっては、ポラで撮るより、ポートレイトの撮影で、ネガを起してもらい、そこから
いろいろな大きさの写真をプリントしてもらったほうが、安く付く場合もありますので、その
可能性も尋ねられたらいいと、思います。
つまり、お店に電話して、
どういう大きさか
カラーか白黒か
合計で何枚必要か
を伝えて、撮れるのか、いくらなのかを事前に確認する、ということです。
いづれの場合も、お店にセンチの物差しの持参を御忘れなく。
3。<秘密作戦> 自分で、証明写真を撮る。
これは、簡単ではありませんが、できないことではありません。
ちょっとした<工夫>をここで公開しますので、御試しください。
1)まず、4x6というこちらでは標準のプリントサイズを用意します。
これは、いらない余分のプリントでもいいですし、または、新たに
4インチx6インチに紙を切ってもいいですね。
2)次に、そのプリント(または紙)にセンターラインを縦、横の2本
引きます。2本の線は紙の中央で交わっているわけです。
3)そのセンターラインを中心にして、必要な大きさの写真の窓を
切り抜きます。
例えば、3cmx4cmの大きさの写真が必要なら、中心点から上15mm、
下15mm、横左へ20mm、横右へ20mmと線を引いて、カッターで、
3cmx4cmの大きさに、切り抜く訳です。ここまでは、いいですか?
4)そして、人物を白い壁の前に立たせます。
カメラを三脚に乗せて、その穴のあいた紙を、カメラと人物の間に置き、
ファインダーから覗いて、その紙全部がファインダの全部を覆い、かつ、
ちょうどその紙の穴に中に人物の顔と肩が見えるくらいにします。
この際、ピントをあわせると、人物の大きさが変りますので、できたら
他の人にその紙を持ってもらった方がやりやすいです。
つまり、お分かりでしょうか、できあがったプリントは4x6なのですから、
ファインダーに覗いたときに、その大きさの中に所定の大きさの顔があれば
それで、プリントした時にも、ほぼ、その大きさになる、ということです。
もし、以上の作業が面倒だ、という方は、次のような「カンに頼る」方法も
あります。それは、もし、顔自体の大きさが、 2.5cmなら、これは、
1インチですから、プリントしたときには、プリントの用紙の約4分の1
の大きさになる訳です。そこで、ファインダーを覗いて、えーっと、ここが
半分だから、その半分がこの位、と検討をつけて、その前後(とくに小さめ
サイド)を多めにとって、どれかが、当たるだろう、という大ざっぱな(?)
仕方です。
5)いづれにせよ、ピントと大きさがきまりましたら、紙をはずして、
露出を決めて撮影します。
必ず、その前後、大きめ、小さめ、と「押さえ」を3から4こま余分に
撮っておきます。
また、大切なことですが、プリントにデート(日付)が入らないよう、
これをオフにします。
6)撮影場所は、日光の当たる外、壁際、デン、などがベストです。なぜなら、
フラッシュを使うと、その強い光りの為に陰が人物の後ろ、横などに付き、
使いものにならなくなるからです。
どうしても、夜で、フラッシュを使わざるを得ない時には、
a)もし、大型のフラッシュをおもちで、カメラがマニュアル露出できる時は、
フラッシュをまっすぐ上に向けて、つまり、天井に向けて発光し、露出は30秒の一、
シャッタースピードは60分の一に設定します(フィルムはASA100)。
これで、だいたい大丈夫です。
できたら、白いポスターボードなどを本人に腰の当たりにもたせて、顔へのレフ版
代わりに使われたら、ベストです。
b)小型のフラッシュ、ないし、コンパクトカメラのフラッシュ内臓型での撮影は、
人物の髪形、壁との位置、撮影者の背の高さなど、いろいろの要素で、影が出たり
出なかったりしますので、これは、「いろいろ試して下さい」、としか言いようが
ありません(すみません)。
4。最後に、赤ちゃんの証明写真について。
まづ、撮りに行かれる前に、赤ちゃんが起きてくれるかをできるだけ、予定して
下さい。ベビーカーに乗ると寝てしまうとか、いろいろあるでしょうが、寝てしまう
と写真はとれません。
何時間もお店で待たれた挙句に、帰られた方もいますし、逆に、無理に起して、
泣かれても、また、問題です。赤ちゃんだって、眠いのを起されたくはないでしょう。
おかーさんの経験から、この時間は、比較的起きているな、という時間を見つけて、
赤ちゃんをお店に連れて行ってあげて下さい。
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商品サンプル、アメリカの美術・建築学校の入学・卒業制作作品の撮影について。
度々、仕事で必要な商品サンプルを撮りたいとか、学生さんや仕事上で、自作の
美術作品や、造形オブジェ、建築モデル、などを撮影したいがどうしたらいいだろうか?
という質問を受けます。
また、多くの方が、フラッシュを使ったらみんな光ってしまって、使いもにならない、
影がでてみっともない、色がおかしい、デッサンを撮ったスライドが暗い、等の
失敗作を持ち込まれて、どうしようっと、相談にこられます。
そういう方に限って、締切ぎりぎりだったりするんですよね。
でも、
ちょっと、カメラを知っていれば、案外旨くいきますので、そのノウハウをお教えします。
その前に、まず、最終的に必要なのは、プリントなのか、スライドなのかを確かめて下さい。
プリントというのは、紙の上に焼いた、ふつーの写真のことです。
スライドというのは、回りが紙の枠で囲まれた一枚づつのプラスティックの絵が写っていて
映写機で投影してみたりするものです。日本では、ポジとか、リバーサルとか呼ばれてもいます。
どちらが必要かによって、撮り方がちがってきます。
学生さんの入学(受験)、卒業の作品は大抵スライドですね。
必要なカメラ
・プリントの場合 ー 大抵のコンパクトカメラでも行けます。ただし、
作品の大きさが、十分大きくて、カメラで撮ったときに、最低1メートル以上離れられる
くらいの大きさでないと、旨く行きません。
つまり、あんまり作品が小さくて(ジュエリーとか)それを撮るのに1メートル以内に
近づかないと、撮れない、のでは、コンパクトカメラでは無理、という事です。
理由は、コンパクトカメラは、1m以内のものは、撮れないからです。
たしかに、のぞいた窓からは、ちゃんと写っているように見えますが、こののぞき窓は
単にのぞくだけで、実際に写る姿を見る訳ではないので、気をつけて下さい。
(これが、コンパクトカメラと一眼レフカメラの大きな違いのひとつです)
<コンパクトカメラでは、1m以内に近づけない>
と覚えておいてください。
(実際には、1m以内、40センチ位まで近づけるコンパクトカメラ多数あります。
しかし、使用説明書は、もうとっくに紛失されているでしょうから.....)
・スライドの場合 ー これは、コンパクトカメラでは、ちょっと難しいです。理由は、
プリントの場合は、多少の露出異常は焼き付けの段階で調整できますが、スライド
では、そうはいかないからです。一眼レフカメラが必要です。
<スライドを撮るには一眼レフカメラが必要>
ですから、プリントでも、小さい物をとる場合、そして、大きさに関係なくスライドで
撮る場合は、一眼レフのお世話になる必要があります。
一眼レフカメラというのは、「大きなカメラ」です。正確には、レンズの交換ができて、
覗き窓からみた画像が実際に写るイメージと同じ、という構造をもったカメラです。
フィルム ー プリントなら、冨士かコダックのASA100か200のフィルムを、
スライドでもASA100か200を使います。
スライドフィルムで、細かく言えば、Day lihgt film(屋外光フィルム)ということですが、
これは、つまり、ふつーのフィルムということです。
すごく晴れている日に撮るのであれば、ASA100(発音はアサ ワン ハンドレッド)
を、すこし、曇り気味かなという時は200にします。
ただし、一眼レフを使って撮る場合で、建築モデルのような、「奥行きのある対象物」
を撮る場合は、プリントでもスライドでも、400を使って下さい。理由は後で説明します
なお、フィルムのブランドは、きれいは色を出すためには、需要です。ここはケチらないで、
ちゃんとしたブランドのフィルムを買って下さい。
スーパーマーケットのブランドは、ここでは、いくら安くても、避けます。
撮り方 ーこれは、「晴れた日に屋外で」、以外にありません。
室内で、自分でライティングをして、バックを作って、または、フラッシュを使って、
などという事は考えないこと。無理です。大変は作業になり、しかも成功の可能性は
低いです。
(それでも、どうしても室内で、フラッシュを使って、という方はこちらを見て下さい。)
「晴れた日に屋外で」のルールで、外に持ちだし、適当なバックの上で撮ります。
三脚があればベターですが、なくても、屋外なら、まず、大丈夫です。
a) コンパクトカメラの場合 ー これは、あまりチョイスがありません。
とにかく日向(ひなた)に作品を置いてカメラをしっかりを構えて
撮ります(ぶれないように!)。
1m以内に近づけない!っていうことを厳守してください。大切です。
また、自分の影が入らないように気をつけて下さい。
b) 一眼レフの場合
1)プリントフィルムの場合 ー これは比較的楽です。コンパクトカメラの場合同様、
(多くの場合)プログラム・オートで撮ってかまいません。全部オートのモードです。
ただし、建築モデルについては、ちょっと、工夫が必要です。|
建築モデルのように、手前から奥行きのある被写体の場合は、ちょっと難しい話しに
なりますが、絞りを深くして手前から向こうまでピントを合う範囲を広げないと
全体をぱしっときれいに撮ることができません。
そのために、フィルムも400を選んでおいたのです。
まず、カメラを「絞り優先モード」にします。キヤノンなら Av, ニコンならA
いうモードです。
そして、絞りの値を11から16、できたら22くらいまでに設定します。
もし、ちょっと古いモデルのカメラで、「絞り優先モード」なんてないっよ! という場合は、
レンズから絞りを11, 16 または22にしてやって、ファインダーの中で、適当な
シャッタースピードを選びます。
2) スライドフィルムの場合 ースライドで撮るとなると、話しはちょっと、難しいです。
基本的には、前に書いたプリントの場合と同様です。建築モデルの場合も同様です。
ただし、ここでは、「露出補正」というテクニックがどうしても必要をなってきます。
くじけないで、ばんがって下さい。
まず、前に書いたプリントの場合を同様に撮ります。そして、その「適正露出」
つまり、カメラ(の露出計)がーこれでいいよーっと言った露出に対して、1段から
2段階明るくと、暗くを撮るのです。理由は、たとえば、白い紙の上のデッサンを撮ると、
白い紙が光って、こまかいエッチングや線が見えない、または、黒のベルベットの上の光った
ものを撮ると明るすぎて見えない、ということが起るからです。
プリントの場合は、現像の段階で、修正してもらっているのでが、スライドでは自分で
するしかないのですね。
方法ですが、昔のカメラですと、左方のダイヤルにプラス、マイナスのダイヤルが付いて
いますので、これで、マイナス側に1、2、プラス側に1、2、それに最初の適正(0)を
加えて、一つの作品で5枚撮ります。
新しいカメラでは、...いろいろで、各々の説明書を参照してください。
どういう場合には、プラスで、どう言う場合にマイナスか? というのは、面倒な問題で
ここでは全部をとても説明できません。ですから、とにかく、押さえで5枚づつ撮って
しまいます。
ただ、一般的には、白い紙の上に書いた線や文字を撮るときは、プラスで1から2が必要です。
(注)まさに、このような場合の為に、多くの最近の一眼レフでは、「ブランケット」という
機能が付いています。これは、このモードで撮ると、一回の撮影で、異なる露出が
3枚づつ撮れる、というものです。
便利ですので、使用説明書を参照してください。
最後に<裏業(うらわざ)>を一つ。
どうしても、スライドが必要だが、一眼レフカメラがない!っという場合。
このような時は、とにかく手持ちのカメラで作品をプリントフィルムで撮影します。
現像してみて、とにかく気に入ったものがあれば、店で、この「copy slide」を
作って下さい、と頼みます。
つまり、プリントのコピーのスライドを作らせるのです。これだと、画質はいまいち
かもしれませんが(それでも普通は気付かれませんが)ちゃんとあがってきます。
店によって、必要な時間、値段がちがうので、事前に期間と値段を
聞いておいた方がいいですね。
裏業その2。 室内でフラッシュを使って商品サンプルを撮る方法
これは、経験ある方ならご存じの通り、簡単ではありません。
影はでるは、反射光はでるは、明るさが不均一だわ、という面倒が起ります。
まして、通常、ポラを切る(ポラロイドのフィルムで事前に確かめる)こともできません
から、事態は、憶測(?)の仕事になります。
しつっこいですが、窓際に持っていって、自然光で撮れるのなら、
その方がベターですよ、ただし、三脚を忘れないないように。
それでも、雨続きで、チョイスの無いときは、以下のようにやって見て下さい。
用意するものー「一眼レフ」(コンパクトカメラでは、無理です)、と
「ヘッドが回転するフラッシュ」。
おっ、ね、ここで、多少高くても、頭の部分が回転する専用フラッシュが必要な訳が
わかりましたか?
方法 ー カメラのモードをマニュアルにします。シャッター・スピードは60分の一秒
に設定します(カメラによっては、90ないし、125、さらに250分の一秒でも
フラッシュと同調するものがありますので、そのときは、90分の一秒にしてください
理由は、60分の一秒だと、まだ、手ぶれの可能性があるからです)。
絞りは、そうですね、撮る物の色、距離にも依りますので、22から5.6 まで一段づつ
撮ってみましょう。
フラッシュは ー ここが肝心です ー 決して被写体に直接向けません。
もし、机の上に被写体があるのなら、カメラは机に向け(あたりまえですが)、フラッシュは
まったく逆の天井へ向けます。もし、天井がそれほど高くない、普通の部屋くらいであれば
それで大丈夫です。もし、オフィースなどで、天井がとても高い、または、天井に
きつい色が塗られているなどの場合は、フラッシュから1m以上離した処に白いボードを置いて
そこにフラッシュを当て、反射光で撮るようにします。
もし、フラッシュが180度反対を向かない場合(中程度のフラッシュですね)は、
フラッシュを真上に向けます。立ったまま構えれば、フラッシュは天井を向いています。
前の例で、机の上に被写体があれば、カメラは下を向き、フラッシュは真直ぐ前を
向いているわけですね(机と平行)。
で、フラッシュの後ろ側に白いボードを当てるか、または、フラッシュ背面から
50センチ位の位置に先ほどと同じく、ボードを置いて下さい。
これで、一応旨く行くとは思いますが、それでも、プラスティックで、ラップされて
いる商品とか、光沢のあるマテリアル、凹凸のある物などは、難しいですけどね。
ちょっと、角度を変えてみたりして、一本のフィルムで、どれか良いのがあれば
ラッキー、という感じでがんばってみます。
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